症状

ディスクユーティリティで「First Aid」を実行すると、エラーが表示されて完了できない


結論:まずこれを確認

  1. 起動ディスクを修復しようとしている場合 → macOS 復旧から実行する必要がある
  2. 外付けドライブの場合 → 一度取り外して再接続してから再試行
  3. エラーメッセージを確認 → 「修復できませんでした」の詳細を読む

操作フロー

    flowchart TD
    A[First Aid が失敗] --> B{どのディスク?}
    B -->|起動ディスク<br>Macintosh HD| C[macOS 復旧から実行]
    B -->|外付けドライブ| D{再接続で改善?}
    D -->|Yes| E[First Aid 再実行]
    D -->|No| F{エラー内容は?}
    F -->|ファイルシステムエラー| G[macOS 復旧から修復]
    F -->|ハードウェアエラー| H[ドライブ故障の可能性]
    C --> I[リカバリーモードで起動]
    G --> I
    H --> J[データバックアップを優先]
  

よくある原因

  • 起動中のディスクを修復しようとしている → 使用中のディスクは完全には修復できない
  • 外付けドライブの接続不良 → ケーブルの緩みや USB ポートの問題
  • ファイルシステムの深刻な破損 → 通常モードでは修復できないレベルの破損
  • ディスクの物理的な故障 → HDDやSSDのハードウェア障害
  • 暗号化(FileVault)の問題 → ロック解除されていない状態での実行
  • APFS スナップショットの問題 → 古いスナップショットが修復を妨げている
  • 権限の問題 → 管理者権限がない状態での実行

操作手順

ステップ1: エラーメッセージを確認する

  1. ディスクユーティリティでエラーが出た画面を確認
  2. 「詳細を表示」をクリック(ある場合)
  3. 赤字のエラー内容をメモまたはスクリーンショットで保存

🔍 チェックポイント: 「exit code」や「修復できませんでした」の後に具体的なエラー内容が表示される


ステップ2: 外付けドライブの場合 - 再接続を試す

  1. 外付けドライブを安全に取り外す
    • デスクトップのアイコンを右クリック → 「“〇〇"を取り出す」
  2. 別の USB ポートに接続し直す
  3. ディスクユーティリティを再起動
    • Finder → アプリケーション → ユーティリティ → ディスクユーティリティ
  4. First Aid を再実行

🔍 チェックポイント: USB-C ポートが複数ある場合は別のポートで試す


ステップ3: macOS 復旧から First Aid を実行する(起動ディスクの場合)

Apple シリコン Mac(M1/M2/M3/M4)の場合

  1. Mac をシステム終了する
  2. 電源ボタンを長押し(「起動オプションを読み込み中」が表示されるまで)
  3. 「オプション」を選択 →「続ける」
  4. ディスクユーティリティを選択
  5. サイドバーから「Macintosh HD」を選択
  6. 「First Aid」をクリック →「実行」

Intel Mac の場合

  1. Mac を再起動する
  2. 起動音が鳴ったらすぐに ⌘ + R を押し続ける
  3. macOS ユーティリティが表示されるまで待つ
  4. ディスクユーティリティを選択
  5. サイドバーから「Macintosh HD」を選択
  6. 「First Aid」をクリック →「実行」

🔍 チェックポイント: 復旧モードでは画面上部に「macOS 復旧」と表示される


ステップ4: 暗号化ディスクのロックを解除する

FileVault が有効な場合、修復前にロック解除が必要

  1. ディスクユーティリティのサイドバーでディスクを選択
  2. 鍵アイコンが表示されている場合 → 「マウント」をクリック
  3. パスワードを入力してロック解除
  4. First Aid を再実行

🔍 チェックポイント: ロック解除後、ディスク名の横の鍵アイコンが消える


ステップ5: APFS スナップショットを削除する(上級者向け)

  1. macOS 復旧からターミナルを開く
    • メニューバー →「ユーティリティ」→「ターミナル」
  2. スナップショット一覧を確認
    diskutil apfs listSnapshots disk1s1
  
  1. 古いスナップショットを削除(日付を確認して実行)
    diskutil apfs deleteSnapshot disk1s1 -name "スナップショット名"
  

🔍 チェックポイント: 削除後「Snapshot deleted」と表示されれば成功


NG行動(やってはいけないこと)

  • エラーが出ている状態で無視して使い続ける → データ破損が進行する可能性
  • First Aid を何度も連続で実行する → ディスクに負荷がかかり状態が悪化することがある
  • 物理故障の兆候があるのにフォーマットを試みる → データ復旧が困難になる
  • バックアップなしで修復を繰り返す → データを失うリスクがある
  • 強制終了や電源オフで修復を中断する → ファイルシステムがさらに破損する

よくある質問(FAQ)

Q1: 「基になるタスクが終了時に失敗したことが報告されました」と出るのはなぜ?

A: 起動中のディスクは完全に修復できないため発生する。macOS 復旧から実行すると解決することが多い。

Q2: First Aid で「このディスクを修復できません」と出たらどうする?

A: まずデータのバックアップを優先する。その後、ディスクの初期化(フォーマット)を検討するが、物理故障の可能性もあるため、重要なデータがある場合はデータ復旧サービスへの相談を検討する。

Q3: Windows でいう「チェックディスク」と同じ?

A: 役割は似ている。First Aid は macOS のファイルシステム(APFS/HFS+)の整合性を確認・修復する機能。Windows の chkdsk に相当する。


関連するトラブル

準備中


解決しない場合

確認すべき情報

  • ディスクユーティリティの詳細ログ
    • First Aid 実行後「詳細を表示」で確認可能
  • システムレポートのストレージ情報
    • アップルメニュー → 「この Mac について」→「詳細情報」→「システムレポート」→「ストレージ」

公式ドキュメント

次に調べるキーワード

  • 「Mac ディスク 修復できない データ復旧」
  • 「APFS ボリューム 破損 復旧」
  • 「Mac 外付けHDD 認識しない」
  • 「Mac リカバリーモード ディスクユーティリティ」