症状

Macが突然再起動し、「問題が起きたため、コンピュータを再起動しました」というメッセージが表示される。

結論:まずこれを確認

  1. 最近接続した外部機器(USB、Thunderbolt)をすべて取り外す
  2. セーフモードで起動できるか確認する
  3. 繰り返す場合は Apple Diagnostics を実行する

操作フロー

    flowchart TD
    A[カーネルパニック発生] --> B{外部機器を<br>接続している?}
    B -->|Yes| C[すべて取り外して再起動]
    B -->|No| D[セーフモードで起動]
    C --> E{再発する?}
    E -->|No| F[機器を1つずつ接続して特定]
    E -->|Yes| D
    D --> G{セーフモードで<br>起動できる?}
    G -->|Yes| H[サードパーティ製<br>ソフトウェアを確認]
    G -->|No| I[Apple Diagnostics実行]
    I --> J{エラーコード<br>表示?}
    J -->|Yes| K[コードをメモして<br>Appleサポートへ]
    J -->|No| L[macOS再インストールを検討]
  

よくある原因

  • 外部機器の互換性問題 - USB機器やハブがmacOSと互換性がない場合に発生する
  • サードパーティ製カーネル拡張 - セキュリティソフトや仮想化ソフトが原因になることがある
  • RAMの不具合 - メモリに物理的な問題がある(古いMacで増設している場合)
  • ストレージの問題 - 内蔵SSD/HDDの故障や空き容量不足
  • macOSのアップデート失敗 - システムファイルが破損している
  • 過熱 - 冷却ファンの故障や通気口の詰まり
  • 電源関連の問題 - バッテリーの劣化や電源アダプタの不具合

操作手順

ステップ1: 外部機器をすべて取り外す

  1. Macをシャットダウンする
  2. USB、Thunderbolt、SDカードなど、すべての外部機器を取り外す
  3. 電源アダプタのみ接続した状態で起動する

🔍 チェックポイント: この状態で数時間使用してカーネルパニックが発生しなければ、外部機器が原因

ステップ2: セーフモードで起動する

Intel Mac の場合:

  1. Macの電源を入れる
  2. 起動音が聞こえたら、すぐに Shift キーを押し続ける
  3. ログイン画面が表示されるまで押し続ける

Apple Silicon Mac(M1/M2/M3/M4)の場合:

  1. Macをシャットダウンする
  2. 電源ボタンを「起動オプションを読み込み中」が表示されるまで押し続ける
  3. 起動ディスクを選択し、Shift キーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリック

🔍 チェックポイント: 画面右上に「セーフブート」と表示されていれば成功

ステップ3: Apple Diagnostics を実行する

Intel Mac の場合:

  1. Macをシャットダウンする
  2. 電源を入れ、すぐに D キーを押し続ける
  3. 言語選択画面が表示されたらキーを離す

Apple Silicon Mac の場合:

  1. Macをシャットダウンする
  2. 電源ボタンを押し続け、起動オプションが表示されたら離す
  3. Command(⌘) + D を押す

🔍 チェックポイント: 診断が完了するとエラーコード(例:PPM001)が表示される。コードが表示されたらメモしておく

ステップ4: システムレポートでクラッシュログを確認する

  1. アップルメニュー > この Mac について をクリック
  2. 「システムレポート」をクリック
  3. 左メニューから「ソフトウェア」>「診断レポート」を選択
  4. 「kernel_」で始まるファイルがあれば選択して内容を確認

🔍 チェックポイント: クラッシュログの「BSD process name」に記載されたアプリ名が原因の手がかりになる

ステップ5: macOSとアプリを最新版に更新する

  1. アップルメニュー > システム設定 をクリック
  2. 「一般」>「ソフトウェアアップデート」を選択
  3. 利用可能なアップデートがあればインストールする

🔍 チェックポイント: 「Macは最新の状態です」と表示されれば完了

NG行動

  • エラーメッセージを読まずに「OK」をクリックする - 原因特定のヒントを見逃す
  • 頻発しているのに放置する - ハードウェア故障が進行する可能性がある
  • すぐにmacOSを再インストールする - 原因が特定できず、再発する可能性が高い
  • ターミナルでよくわからないコマンドを実行する - システムを壊す危険がある

よくある質問(FAQ)

Q1: カーネルパニックとWindowsのブルースクリーンは同じ?

A: 似たようなもの。どちらもOSが回復不能なエラーを検出した時に発生する。MacではWindowsと違い、画面が暗くなり再起動メッセージが表示される。

Q2: 一度だけ発生した場合も対処が必要?

A: 一度だけなら様子を見てよい。macOSアップデート直後や、新しいソフトウェアをインストールした直後に発生しやすい。繰り返す場合は対処が必要。

Q3: 診断でエラーコードが出たらどうする?

A: エラーコードをメモして Apple サポートに連絡する。コードによってはハードウェア修理が必要。保証期間内であれば無償修理の対象になることがある。

関連するトラブル

準備中

解決しない場合

  • Apple公式サポートページ: https://support.apple.com/ja-jp/HT200553
  • Apple Diagnostics リファレンスコード: https://support.apple.com/ja-jp/HT203747
  • 確認すべきログ: コンソール.app(アプリケーション > ユーティリティ)で「kernel」を検索
  • 次に調べるキーワード: 「Mac カーネルパニック [エラーコード]」「Mac [アプリ名] クラッシュ」