症状

Macの電源を入れてからデスクトップが表示されるまでに数分以上かかる。

結論:まずこれを確認

  1. ログイン項目(起動時に自動で開くアプリ)が多すぎないか確認する
  2. ストレージの空き容量が10%以上あるか確認する
  3. 上記で改善しない場合はSMCリセットを試す

操作フロー

    flowchart TD
    A[起動が遅い] --> B{ログイン項目を確認}
    B -->|多い| C[不要な項目を削除]
    B -->|少ない| D{ストレージ確認}
    C --> D
    D -->|空き少ない| E[不要ファイル削除]
    D -->|空き十分| F{セーフモードで起動}
    E --> F
    F -->|改善| G[キャッシュが原因]
    F -->|変わらず| H[SMC/NVRAMリセット]
    H --> I{改善した?}
    I -->|No| J[Appleサポートへ]
    I -->|Yes| K[完了]
  

よくある原因

  • ログイン項目が多い - 起動時に複数のアプリが同時に立ち上がり負荷がかかる
  • ストレージの空き容量不足 - macOSは空き容量を仮想メモリとして使用するため、不足すると遅くなる
  • 古いキャッシュファイル - システムキャッシュが破損または肥大化している
  • 外付けドライブの接続 - 起動時に外付けドライブを読み込もうとして遅延が発生する
  • macOSのアップデート直後 - Spotlight再インデックスなどバックグラウンド処理が実行中
  • ハードウェアの問題 - SSD/HDDの劣化、メモリの不具合
  • FileVault暗号化の処理 - 暗号化・復号化処理が進行中

操作手順

ステップ1: ログイン項目を確認・整理する

  1. 画面左上のアップルメニュー をクリック
  2. 「システム設定」を選択
  3. 左側メニューから「一般」をクリック
  4. 「ログイン項目と機能拡張」をクリック
  5. 「ログイン時に開く」の一覧を確認
  6. 不要なアプリの左にある「−」ボタンをクリックして削除

🔍 チェックポイント: ログイン項目は5個以下が目安。使っていないアプリがあれば削除する

ステップ2: ストレージの空き容量を確認する

  1. アップルメニュー > 「システム設定」
  2. 「一般」>「ストレージ」をクリック
  3. 使用状況のグラフが表示されるまで待つ(数秒〜数十秒)
  4. 「利用可能」の容量を確認

🔍 チェックポイント: 空き容量が総容量の10%未満の場合は整理が必要

空き容量が少ない場合:

  • 「ゴミ箱を空にする」をクリック
  • 「書類」の「ファイルを確認」から大きいファイルを整理
  • 不要なアプリをアンインストール

ステップ3: セーフモードで起動して比較する

Intel Macの場合:

  1. Macをシャットダウン
  2. 電源ボタンを押す
  3. すぐに Shift キーを押し続ける
  4. ログイン画面が表示されたらキーを離す

Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)Macの場合:

  1. Macをシャットダウン
  2. 電源ボタンを10秒以上押し続ける
  3. 起動オプション画面が表示されたらボタンを離す
  4. 起動ディスクを選択
  5. Shift キーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリック

🔍 チェックポイント: セーフモードで起動が速い場合、サードパーティ製アプリまたはキャッシュが原因

通常モードに戻すには、普通に再起動する。

ステップ4: SMCをリセットする(Intel Macのみ)

※Apple Silicon Macでは不要(再起動で自動リセットされる)

ノート型(MacBook):

  1. Macをシャットダウン
  2. 電源アダプタを接続
  3. Shift + Control + Option + 電源ボタンを同時に10秒押す
  4. すべてのキーを離す
  5. 電源ボタンを押して起動

デスクトップ型(iMac、Mac mini等):

  1. Macをシャットダウン
  2. 電源コードを抜く
  3. 15秒待つ
  4. 電源コードを接続
  5. 5秒待ってから電源を入れる

ステップ5: NVRAMをリセットする(Intel Macのみ)

  1. Macをシャットダウン
  2. 電源を入れる
  3. すぐに Option + Command + P + R を同時に押し続ける
  4. 約20秒押し続ける(起動音が2回鳴る、またはAppleロゴが2回表示される)
  5. キーを離す

🔍 チェックポイント: 起動後、日付・時刻がリセットされている場合があるので再設定する

NG行動(やってはいけないこと)

  • 起動中に強制終了を繰り返す - ファイルシステムが破損する可能性がある
  • ディスクユーティリティでFirst Aidを実行中に中断する - 修復が中途半端になり悪化する
  • 空き容量を増やすためにシステムファイルを削除する - macOSが正常に動作しなくなる
  • 複数の最適化アプリを同時にインストールする - 競合して逆効果になる

よくある質問(FAQ)

Q1: Windowsでは起動が速かったのに、Macは遅い?

A: macOSはスリープからの復帰が高速なため、完全シャットダウンより「スリープ」の利用が推奨されている。ノート型Macは蓋を閉じるだけでスリープになる。

Q2: 起動時のプログレスバーが途中で止まる

A: Spotlight検索のインデックス作成やmacOSアップデート後の最適化処理が行われている可能性がある。初回は30分〜1時間程度かかることがある。そのまま待つ。

Q3: セーフモードでも遅い場合は?

A: ハードウェア(SSD/HDD、メモリ)の問題の可能性がある。Apple Diagnosticsを実行するか、Appleサポートに相談する。

関連するトラブル

準備中

解決しない場合

  • Macの起動に関するApple公式サポート
  • Apple Diagnosticsを実行する:起動時に D キーを押し続ける(Intel Mac)または電源ボタン長押し後に選択(Apple Silicon Mac)
  • 次に調べるキーワード:「Mac 起動ディスク 修復」「Mac リカバリーモード」「Apple Diagnostics エラーコード」