症状
MacでVPNに接続しようとすると、接続できない・接続中のまま進まない・すぐに切断される。
結論:まずこれを確認
- インターネット接続が正常か確認する(VPN以前の問題)
- VPN設定の認証情報(ユーザー名・パスワード)が正しいか確認する
- VPNサーバー側の障害情報を確認する
操作フロー
flowchart TD
A[VPNに接続できない] --> B{インターネットに接続できる?}
B -->|No| C[Wi-Fi/有線接続を確認]
B -->|Yes| D{VPN設定は正しい?}
D -->|不明| E[設定を再確認]
D -->|Yes| F{エラーメッセージあり?}
F -->|Yes| G[エラー内容で対処を判断]
F -->|No| H[接続中のまま止まる]
G --> I[認証エラー → 資格情報確認]
G --> J[タイムアウト → サーバー/FW確認]
H --> K[VPN設定を削除して再作成]
C --> L[ネットワーク設定を確認]
よくある原因
- インターネット接続の問題 - VPN以前にネット接続自体ができていない
- 認証情報の誤り - ユーザー名・パスワード・共有シークレットの入力ミス
- VPNサーバーの障害 - サーバー側のメンテナンスや障害
- ファイアウォールのブロック - 接続先ネットワークがVPN通信を遮断している
- VPNプロトコルの不一致 - 設定したプロトコルがサーバーと合っていない
- macOSのネットワーク設定の破損 - 設定ファイルが壊れている
- セキュリティソフトの干渉 - サードパーティ製セキュリティソフトがブロックしている
操作手順
ステップ1: インターネット接続を確認する
VPN接続にはインターネット接続が前提となる。
- Safariを開く
https://www.google.comにアクセスする- ページが表示されるか確認する
🔍 チェックポイント: Googleが表示されれば、インターネット接続は正常
表示されない場合は、先にWi-Fi/有線接続のトラブルシューティングを行う。
ステップ2: VPN設定を確認する
- 画面左上の アップルメニュー をクリック
- システム設定 をクリック
- 左メニューから VPN をクリック
- 該当のVPN設定の右側にある ⓘ(詳細) ボタンをクリック
- 以下の項目を確認する:
- サーバーアドレス
- アカウント名(ユーザー名)
- 認証設定(パスワード・共有シークレット)
🔍 チェックポイント: 管理者から提供された情報と一致しているか確認
ステップ3: VPN接続を試行してエラーを確認する
- システム設定 > VPN を開く
- 該当のVPN設定のトグルをオンにする
- 接続を試行し、エラーメッセージが表示されるか確認する
🔍 チェックポイント: エラーメッセージが表示された場合、内容をメモする
よくあるエラーメッセージと原因:
| エラーメッセージ | 考えられる原因 |
|---|---|
| 認証に失敗しました | ユーザー名・パスワードの誤り |
| サーバーが応答しません | サーバー障害・ネットワーク制限 |
| 共有シークレットが一致しません | 共有シークレットの入力ミス |
| 接続がタイムアウトしました | ファイアウォールのブロック |
ステップ4: VPN設定を削除して再作成する
設定が破損している可能性がある場合に実行する。
- システム設定 > VPN を開く
- 該当のVPN設定の右側にある ⓘ(詳細) ボタンをクリック
- 画面下部の 設定を削除 をクリック
- 確認画面で 削除 をクリック
- VPN画面に戻り、VPN構成を追加 をクリック
- VPNタイプを選択し、設定情報を再入力する
🔍 チェックポイント: 再作成後、接続できるか確認する
ステップ5: ネットワーク設定をリセットする
上記で解決しない場合に実行する。
- Finder を開く
- メニューバーから 移動 > フォルダへ移動 をクリック(または
⌘ + Shift + G) /Library/Preferences/SystemConfiguration/と入力し、移動 をクリック- 以下のファイルをデスクトップに移動(バックアップ):
com.apple.airport.preferences.plistcom.apple.network.identification.plistNetworkInterfaces.plistpreferences.plist
- Macを再起動する
- VPN設定を再作成して接続を試行する
🔍 チェックポイント: 再起動後、Wi-Fi設定も初期化されるため再接続が必要
NG行動(やってはいけないこと)
- パスワードを何度も連続で間違える - アカウントがロックされる可能性がある
- VPNサーバーアドレスを推測で変更する - 接続できなくなる
- システム設定ファイルを直接編集する - macOSの動作が不安定になる
- セキュリティソフトを完全に無効化したまま放置する - セキュリティリスクになる
よくある質問(FAQ)
Q1: 会社のVPNに自宅から繋がらないのはなぜ?
A: 自宅のルーターやISPがVPN通信をブロックしている可能性がある。スマートフォンのテザリング経由で接続を試し、繋がる場合は自宅ネットワークの問題。
Q2: 接続できていたVPNが急に繋がらなくなった
A: VPNサーバー側の障害、認証情報の有効期限切れ、macOSアップデートによる設定変更が考えられる。サーバー管理者に障害情報を確認する。
Q3: WindowsではVPN接続できるのにMacでは接続できない
A: VPNプロトコルの設定が異なる可能性がある。Windowsで使用しているプロトコル(IKEv2、L2TP、PPTPなど)をMac側でも同じに設定しているか確認する。
関連するトラブル
準備中
解決しない場合
- Apple公式サポート: MacでVPN接続を設定する
- 確認すべき情報: VPNサーバー管理者から提供された接続設定書
- 次に調べるキーワード: 「[使用しているVPNサービス名] Mac 接続できない」「macOS [バージョン] VPN 不具合」