症状

Wi-Fiの電波がリビングでは問題ないが、離れた部屋(寝室・書斎・2階など)では弱い、または接続できない。

結論:まずこれを確認

  1. ルーターの設置場所を家の中心に近づける
  2. ルーターを床から1m以上の高さに置く
  3. ルーターと部屋の間に障害物(壁・金属・水槽など)がないか確認する

操作フロー

    flowchart TD
    A[遠い部屋でWi-Fiが弱い] --> B{ルーターの位置は適切?}
    B -->|床置き/端の部屋| C[設置場所を変更]
    B -->|中心・高い位置| D{障害物はある?}
    C --> D
    D -->|壁・金属・水槽あり| E[障害物を避ける/ルーター移動]
    D -->|障害物なし| F{5GHz使用中?}
    E --> F
    F -->|Yes| G[2.4GHzに切り替え]
    F -->|No/不明| H{チャンネル混雑?}
    G --> H
    H -->|混雑している| I[チャンネルを変更]
    H -->|混雑なし| J{改善した?}
    I --> J
    J -->|No| K[中継機・メッシュWi-Fiを検討]
    J -->|Yes| L[完了]
    K --> L
  

よくある原因

  • ルーターが家の端に設置されている - 電波が家全体に届かない
  • ルーターが床に直置きされている - 電波は上方向に広がりやすく、床置きでは効率が悪い
  • 壁や障害物が多い - コンクリート壁、金属製の棚、水槽は電波を遮る
  • 5GHz帯を使用している - 速度は速いが、障害物に弱く遠くまで届きにくい
  • Wi-Fiのチャンネルが混雑している - 近所のWi-Fiと同じチャンネルで干渉が発生
  • ルーターのアンテナの向きが不適切 - 電波の飛ぶ方向に影響する
  • ルーターが古い - 古い機種は電波の飛距離が短い場合がある

操作手順

ステップ1: ルーターの設置場所を確認する

現在のルーターの位置を確認する。

理想的な設置場所:

  • 家の中心に近い場所
  • 床から1〜2mの高さ(棚の上など)
  • 窓際や壁際ではなく、部屋の中央寄り

🔍 チェックポイント: ルーターが家の端(玄関横、一番奥の部屋など)にある場合は、可能な範囲で中心に移動する

ステップ2: 障害物を確認する

ルーターと電波が届かない部屋の間に、以下のものがないか確認する。

電波を遮りやすいもの:

  • コンクリートの壁
  • 金属製の棚・ラック
  • 水槽・大きな観葉植物
  • 電子レンジ(使用中に干渉)
  • 大型の家具・本棚

🔍 チェックポイント: 障害物がある場合、ルーターの位置を変えるか、障害物を移動できないか検討する

ステップ3: 接続する周波数帯を確認する

Wi-Fiには2つの周波数帯がある。

周波数帯 特徴
2.4GHz 遠くまで届く、壁を通りやすい、速度はやや遅い
5GHz 速度が速い、障害物に弱い、遠くまで届きにくい

SSID(Wi-Fiの名前)の確認方法:

  • 「xxxx-2G」「xxxx-G」→ 2.4GHz
  • 「xxxx-5G」「xxxx-A」→ 5GHz

遠い部屋では 2.4GHz のSSIDに接続する。

🔍 チェックポイント: スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定画面で、接続中のSSIDを確認する

ステップ4: Wi-Fiのチャンネルを変更する

近所のWi-Fiとチャンネルが重なっていると、電波が干渉して弱くなる。

ルーターの管理画面にアクセスする方法:

  1. パソコンまたはスマートフォンでブラウザ(Chrome、Safariなど)を開く
  2. アドレスバーに以下のいずれかを入力してEnterキーを押す
    • 192.168.1.1
    • 192.168.0.1
    • 192.168.11.1(バッファロー製品に多い)
    • 192.168.10.1(NEC製品に多い)
  3. ログイン画面が表示される
  4. ユーザー名・パスワードを入力(ルーター本体のシールに記載されていることが多い)

チャンネル変更の手順:

  1. 管理画面で「無線LAN設定」「Wi-Fi設定」などのメニューを探す
  2. 「チャンネル」の項目を探す
  3. 「自動」になっている場合は、手動で別のチャンネルを試す
    • 2.4GHz: 1、6、11 のいずれかがおすすめ
    • 5GHz: 36〜48、100〜140 など
  4. 設定を保存する

🔍 チェックポイント: 設定変更後、遠い部屋でWi-Fiの電波強度が改善したか確認する

ステップ5: アンテナの向きを調整する(外部アンテナがある場合)

ルーターに外付けのアンテナがある場合、向きを調整する。

  • 横方向に電波を飛ばしたい場合 → アンテナを垂直(上向き)に立てる
  • 上下の階に電波を飛ばしたい場合 → アンテナを水平(横向き)に倒す
  • 複数のアンテナがある場合 → 1本は垂直、1本は水平など、異なる向きにする

🔍 チェックポイント: アンテナの向きを変えた後、遠い部屋で電波強度を再確認する

ステップ6: 中継機またはメッシュWi-Fiの導入を検討する

上記の手順で改善しない場合、物理的に電波を中継する機器が必要。

機器 特徴
Wi-Fi中継機 既存のルーターの電波を中継して範囲を広げる。3,000〜8,000円程度
メッシュWi-Fi 複数の機器で家全体をカバー。移動しても自動で最適な機器に接続。10,000〜30,000円程度

中継機の設置場所:

  • ルーターと遠い部屋の中間地点
  • ルーターの電波がまだ届く範囲内

🔍 チェックポイント: 中継機を設置する前に、設置予定場所でWi-Fiに接続できるか確認する

NG行動(やってはいけないこと)

  • ルーターを金属製ラックの中に入れる - 電波が遮られて届かなくなる
  • ルーターの上に物を置く - 熱がこもり故障の原因になる
  • 電子レンジの近くに設置する - 2.4GHz帯と干渉して接続が不安定になる
  • アルミホイルでアンテナを覆う - 電波が弱くなる(反射板として使う場合は別だが、効果は限定的)
  • 中継機をルーターから離れすぎた場所に置く - 中継する電波自体が弱くなり効果がない

よくある質問(FAQ)

Q1: 2.4GHzと5GHz、どちらに接続すべき?

A: 遠い部屋では 2.4GHz を推奨。5GHzは速度は速いが壁を通りにくく、距離が離れると弱くなる。動画視聴程度であれば2.4GHzで十分。

Q2: 中継機を使うとWi-Fiの名前(SSID)は変わる?

A: 製品による。同じSSIDで使える機種と、別のSSIDになる機種がある。同じSSIDで使える機種の方が、移動時に再接続の手間がない。

Q3: マンションでもチャンネル変更は効果がある?

A: 効果がある場合が多い。マンションでは近隣の部屋のWi-Fiと干渉しやすいため、空いているチャンネルを探すことで改善する可能性がある。

関連するトラブル

準備中

解決しない場合