症状
Windowsの起動に時間がかかる、電源を入れてからデスクトップが表示されるまでが遅い
結論:まずこれを確認
- タスクマネージャーでスタートアップアプリの影響度を確認する
- 高速スタートアップが有効か確認する
- 起動直後のディスク使用率が100%になっていないか確認する
操作フロー
flowchart TD
A[起動が遅い] --> B{タスクマネージャーで<br>スタートアップ確認}
B -->|影響:高 が多い| C[不要なアプリを無効化]
B -->|影響:高 が少ない| D{高速スタートアップ<br>の状態確認}
D -->|無効| E[有効化を検討]
D -->|有効| F{起動直後の<br>ディスク使用率確認}
F -->|100%| G[原因プロセス特定]
F -->|正常| H[その他の原因確認]
C --> I[再起動して確認]
E --> I
G --> J[該当プロセス対処]
J --> I
よくある原因
- スタートアップアプリが多い - 起動時に自動実行されるアプリが多すぎる
- 高速スタートアップが無効 - シャットダウン時の状態保存が行われていない
- ディスク使用率100% - Windows UpdateやSearchIndexerがバックグラウンドで動作中
- HDDを使用している - SSDと比較して読み込み速度が遅い
- セキュリティソフトのスキャン - 起動時にフルスキャンが実行されている
- ドライバの問題 - グラフィックドライバ等が古いまたは破損している
- Windowsの更新が保留中 - 再起動待ちの更新プログラムがある
操作手順
ステップ1: スタートアップアプリを確認する
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く- 「スタートアップ」タブを選択する
- Windows 11: 左メニューから「スタートアップ アプリ」を選択
- 「スタートアップへの負荷」列を確認する
- 「高」と表示されている不要なアプリを右クリック → 「無効化」を選択する
🔍 チェックポイント: 「高」のアプリが3個以下になっていれば改善が期待できる
ステップ2: 高速スタートアップの状態を確認する
Windows 10:
- 設定 > システム > 電源とスリープ > 電源の追加設定
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする」にチェックがあるか確認する
Windows 11:
- 設定 > システム > 電源 > 電源の追加設定
- 以降はWindows 10と同じ
🔍 チェックポイント: チェックが外れている場合は有効化を検討する
ステップ3: 起動直後のディスク使用率を確認する
- 起動後すぐに
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く - 「プロセス」タブで「ディスク」列を確認する
- 100%が続く場合、どのプロセスが使用しているか特定する
🔍 チェックポイント: 5分以上100%が続く場合は異常
よく見られる原因プロセス:
Windows Update- 更新プログラムのダウンロード中SearchIndexer- 検索インデックス作成中Antimalware Service Executable- Windows Defenderスキャン中SysMain(旧Superfetch) - メモリ管理サービス
ステップ4: Windows Updateの状態を確認する
- 設定 > Windows Update を開く
- 「更新プログラムのチェック」を実行する
- 保留中の更新があればインストールする
- 再起動を求められたら実行する
🔍 チェックポイント: 「最新の状態です」と表示されれば完了
ステップ5: ディスクの種類を確認する
PowerShellを管理者として実行し、以下を入力:
Get-PhysicalDisk | Select-Object FriendlyName, MediaType
🔍 チェックポイント: MediaTypeがHDDの場合、SSDへの換装で大幅改善が見込める
ステップ6: イベントログで起動時間を確認する
Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開くeventvwr.mscと入力してEnter- アプリケーションとサービス ログ > Microsoft > Windows > Diagnostics-Performance > Operational
- イベントID 100(Windows起動完了)を確認する
🔍 チェックポイント: 「起動時間」が60秒以上の場合は対処が必要
NG行動
- スタートアップを全て無効化する - セキュリティソフト等の必要なアプリまで止まる
- 高速スタートアップを無効化したまま放置 - 起動時間が長くなる原因になる
- レジストリを直接編集する - 設定画面で対処可能な項目を編集すると復旧困難になる
- サードパーティの「高速化ツール」を使う - 不要なソフトが追加される可能性がある
よくある質問(FAQ)
Q1: 高速スタートアップを有効にしてもグレーアウトして選択できない
A: 休止状態が無効になっている。管理者権限のコマンドプロンプトで powercfg /hibernate on を実行する。
Q2: SysMainを無効化してもよいか
A: HDDの場合は無効化で改善することがある。SSDの場合は有効のままでよい。無効化する場合は「サービス」(services.msc)から停止する。
Q3: 起動が遅いのはウイルス感染の可能性があるか
A: 可能性はある。Windows セキュリティ > ウイルスと脅威の防止 > スキャンのオプション > フルスキャン を実行して確認する。
関連するトラブル
準備中
解決しない場合
- Microsoft公式: Windows の起動に関する問題のトラブルシューティング
- 確認すべきログ: イベントビューアー > Diagnostics-Performance > Operational
- 次に調べるキーワード: 「Windows ブートログ 解析」「msconfig ブート詳細」「クリーンブート 手順」